世界初の作用機序を有する緑内障治療薬
興和株式会社は、第34回国際眼科学会において、国内で製造販売承認申請中である、新規緑内障・高眼圧症治療薬「K-115 点眼液」の第Ⅲ相臨床試験結果を発表した。「K-115 点眼液」は、世界初の作用機序を有する緑内障・高眼圧症治療薬。
日本の中途失明原因の第1位、緑内障
緑内障は、視神経と視野に特徴的変化を有する疾患。適切に治療せず放置すると、視野狭窄から失明に至る疾患であり、日本の中途失明原因の第1位となっている。
緑内障は通常、眼圧を十分に下降させることにより、視神経障害を改善もしくは抑制することが可能だ。そのため、確実な治療法は「眼圧を下降すること」とされ、原発開放隅角緑内障の治療では薬物治療が第1選択とされている。
第Ⅲ相臨床試験結果を発表
「K-115 点眼液」は、世界初の作用機序を有する緑内障・高眼圧症治療薬。多彩な細胞応答の制御機構に関与する酵素であるRhoキナーゼを阻害することにより、房水流出を促進させ、眼圧を下降させる。
4月2日から6日にかけて東京で開催された第34回国際眼科学会では、岐阜大学医学部眼科教授・山本哲也氏、そして熊本大学医学部眼科教授・谷原秀信氏が、それぞれ「K-115点眼液」の第Ⅲ相臨床試験結果を発表した。

新規緑内障・高眼圧症治療薬「K-115点眼液」の国内第Ⅲ相臨床試験結果 学会発表のお知らせ - プレスリリース(PDF)
http://www.kowa.co.jp/news/2014/press140407.pdf