製薬業界ニュース
2025年07月31日(木)
 製薬業界ニュース

中外製薬、経口BRAFキナーゼ阻害剤「ベムラフェニブ」の製造販売承認を申請

新着ニュース30件






























中外製薬、経口BRAFキナーゼ阻害剤「ベムラフェニブ」の製造販売承認を申請

このエントリーをはてなブックマークに追加
BRAFV600遺伝子変異を有する悪性黒色腫が対象
2014年4月9日、中外製薬株式会社は選択性の経口BRAFキナーゼ阻害剤「ベムラフェニブ」の国内における製造販売承認申請を行った。

「ベムラフェニブ」は、がんの成長を促進させるBRAF蛋白の変異型を選択的に阻害する経口BRAFキナーゼ阻害剤だ。既にアメリカで成人におけるBRAFV600遺伝子変異を有する治癒切除不能、または転移性悪性黒色腫に対する治療薬として承認されている。

海外での臨床試験によると、悪性黒色腫の標準治療薬である「ダカルバジン」と「ベムラフェニブ」の比較投与を行ったところ、ベムラフェニブ群では死亡リスクが63%減少したという。

日本においては中外製薬がF. ホフマン・ラ・ロシュ社と導入契約を締結し、同剤の独占的開発および販売の実施権を許諾されている。

ベムラフェニブ
(画像は中外製薬株式会社ホームページより)

BRAF遺伝子変異検出用のコンパニオン診断薬も申請
これに先立って、2014年3月14日にはロシュ・ダイアグノスティックス株式会社により、BRAF遺伝子変異を検出する体外診断用医薬品も同剤のコンパニオン診断薬として製造販売承認申請が行われた。

「ベムラフェニブ」との同時承認を目指しており、承認されれば国内初の、BRAFV600遺伝子変異を検出可能な遺伝子検査キットとなる。


外部リンク

「BRAFV600遺伝子変異を有する悪性黒色腫」に対する「ベムラフェニブ」およびBRAF遺伝子変異を検出するコンパニオン診断薬の製造販売承認申請について
http://www.chugai-pharm.co.jp/hc/ss/news/
Amazon.co.jp : ベムラフェニブ に関連する商品
  • アステラス製薬、テレビCM「明日は変えられる。~過活動膀胱篇~」の放映を開始(3月20日)
  • 大正製薬、乗り物酔い止め薬「センパア」シリーズをリニューアル(3月20日)
  • リアルテックファンド、独自技術により高純度の単結晶を開発する研究所に出資を実施(3月18日)
  • 久光製薬、水虫・たむし治療薬「ブテナロック(R)Vα クリーム 18g、液 18mL」をリニューアル発売(3月17日)
  • アンジェス、米国でDNAワクチンに関する特許を取得(3月17日)
  • Yahoo!ブックマーク  Googleブックマーク  はてなブックマーク  POOKMARKに登録  livedoorClip  del.icio.us  newsing  FC2  Technorati  ニフティクリップ  iza  Choix  Flog  Buzzurl  Twitter  GoogleBuzz
    -->