PMSの治療薬として日本初の承認取得
2014年4月4日、ゼリア新薬工業株式会社は4月3日付で、月経前症候群(PMS)治療薬「プレフェミン」について、厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。PMSの治療薬としては日本で初めての承認取得となる。
「プレフェミン」は欧州では長年にわたり一般用医薬品として販売実績を持ち、複数の臨床試験によって有効性及び安全性が確認されている。欧州では伝統的に西洋ハーブ「チェストツリー」がPMSや月経不順など、さまざまな婦人科疾患の治療に使用されてきたが、この果実「チェストベリー」の乾燥エキスが有効成分だ。
現在スイス、オーストリアをはじめ、15ヵ国において一般用医薬品としての承認を受けている。
(画像はニュースリリースより)
乳房のはり、頭痛、イライラなどに効能
PMSは「月経開始の3~10日位前から始まる精神的、身体的症状で月経開始とともに減退ないし消失するもの」(日本産科婦人科学会による)と定義されている。
「プレフェミン」の効能・効果としては、乳房のはり、頭痛、イライラ、怒りっぽい、気分変調といったPMS症状の緩和となる。18歳以上の成人女性が1日1回、1回につき1錠を服用する。

日本初の月経前症候群治療薬「プレフェミン」 製造販売承認取得のお知らせ
http://www.zeria.co.jp/image/upimg/mv13965960801.pdf