2017年度までの新規事業分野は再生医療
2014年4月1日、大日本住友製薬株式会社は、兵庫県の神戸医療産業都市に研究拠点「神戸再生・細胞医薬センター」を開設・稼働したことを発表した。
同社は、iPS細胞を用いた再生医療および細胞医薬分野を、2013~2017年度の中期経営計画における新規事業分野と位置づけており、この事業を推進し、得意領域に育成することを目指している。
再生医療・細胞医薬事業のイノベーション創出を目指す
神戸医療産業都市は、神戸市のポートアイランド内にある日本最大級のバイオメディカルクラスター。理化学研究所などの研究機関や高度専門病院、医療関連企業などが集結し、予防、診断、治療、介護・福祉などの多様なテーマについて、基礎研究から臨床応用、実用化まで幅広く取り組んでいる。
「神戸再生・細胞医薬センター」は、神戸医療産業都市のうち、先端医療センター(再生医療および細胞医薬に関する研究施設・事務室)、神戸バイオメディカル創造センター(細胞生産施設)、神戸キメックセンタービル(事務室)、神戸臨床研究情報センター(再生医療および細胞医薬に関する研究施設)の4施設に入居している。
今回の開設について、同社は「再生医療および細胞医薬に関する最先端の情報を入手することができる環境を活かした研究活動を推進し、iPS細胞等を用いた再生医療および細胞医薬事業における新たなイノベーションの創出を目指す」としている。

「神戸再生・細胞医薬センター」稼働のお知らせ
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=587