新薬21成分37品目を承認
2014年3月24日、厚生労働省は21成分37品目を新医薬品として承認した。
この中には2型糖尿病薬のSGLT2阻害薬3成分(ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物、ルセオグリフロジン水和物、トホグリフロジン水和物)を含む4製品が含まれる。これらを含む新薬は「フォシーガ錠5mg、同10mg」(ブリストル・マイヤーズ)、「ルセフィ錠2.5mg、同錠5mg」(大正製薬)、「デベルザ錠20mg」(興和)、「アプルウェイ錠20mg」(サノフィ)だ。5~6月にも薬価収載となる見通し。
また新しい抗血小板薬「エフィエント錠3.75mg、同錠5mg」(第一三共)も承認された。
(画像は厚生労働省ホームページより)
「2型糖尿病」に効能・効果
「2型糖尿病」はインスリン分泌低下と感受性低下の二つを原因とするタイプの糖尿病で、遺伝的因子と生活習慣がからみあって発症する生活習慣病だ。国内の糖尿病全体の9割を占めている。
今回承認された4剤はいずれもナトリウムグルコース共輸送担体2(SGLT2)を選択的に阻害し、過剰となった血糖を体外に排出する作用機序をもつ。

新医薬品として承認された医薬品について 厚生労働省医薬食品局審査管理課
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/