大日本住友製薬、3品目を販売移管
大日本住友製薬株式会社(以下、大日本住友製薬)と帝國製薬株式会社(以下、帝國製薬)は、2月28日に「インテバン(R)」、「カトレップ(R)」、「ドレニゾン(R)」に関して2014年7月1日をもって大日本住友製薬から帝國製薬に販売移管することに基本的に合意し、「基本合意書」を締結したことを発表した。
販売移管の狙い
今回の販売移管は、戦略品や新製品などの成長品目に経営資源を集中し、新薬比率を上げることに集中したい大日本住友製薬と長年にわたり培ってきた消炎鎮痛パップ剤の技術を元に「経皮吸収」「痛みからの解放」の2つの軸上での事業展開を図ろうと考えている帝國製薬、両社の経営方針が一致したことによる。
なお、2014年6月30日までは大日本住友製薬が「インテバン(R)」、「カトレップ(R)」、および「ドレニゾン(R)」を販売し、医療機関などへの情報提供・収集活動などを継続する。また、7月1日以降は大日本住友製薬はこれらの製品に関して医薬特約店への流通業務を帝國製薬から受託する。
移管対象の3品目について
「インテバン(R)」、「カトレップ(R)」の有効成分であるインドメタシンは1963年に合成されて以来、鎮痛・解熱・抗炎症効果において高く評価されており、「インテバン(R)」は1968年の発売、「カトレップ(R)」は1989年の発売以来、長年にわたり、診療の場で広く利用されている。また、両製品は、医療ニューズにあわせ、複数の製剤のラインアップも取りそろえている。
「ドレニゾン(R)」は、米国において、1969年に承認を受け、日本では1972年に輸入承認を取得した。1973年に発売されて以来、皮膚疾患における密封包帯療法に広く利用されている。

大日本住友製薬株式会社ニュースリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/pdf_view.php?id=576大日本住友製薬株式会社
http://www.ds-pharma.co.jp/帝國製薬株式会社
http://www.teikoku.co.jp/