くすりの適正使用協議会の調査
中学生の子どもをもつ母親の4割が、健康食品やサプリメントを医薬品と判別できないことが、「くすりの適正使用協議会」の調査で明らかとなった。調査対象は、中学生の母親500名。期間は2013年12月から2014年1月。
(画像はニュースリリースより)
くすりの知識、正しいですか?
「健康食品やサプリメントは医薬品に含まれる」との文章を、「正しいと思う」と答えたのは11.0%、「わからない」は30.6%で、計41.6%の母親が、健康食品などが医薬品でないことを知らなかった。
健康食品とは、国が特定の機能の表示などを許可した「保健機能食品」と、その許可を受けていないサプリメントなどに分けられる。これらはいずれも食品であり、医薬品とは区別される。
くすりの使い方、大丈夫?
調査では、4割以上が、子どもが処方された医薬品の残りを、他の兄弟姉妹に飲ませたことがあると回答したほか、16%が使用期限切れのくすりを飲ませたことがあると答えた。
このほか、2012年4月から全国の中学校でくすりの正しい使い方の教育が義務化されたことについて、94%が知らないと回答し、その認知が低いことが明らかとなっている。

くすりの適正使用協議会のニュースリリース
https://www.rad-ar.or.jp/information/pdf/nr13-140218.pdf