抗生物質製剤「ダラシンS注射液300mg・600mg」
2014年2月21日、ファイザー株式会社は、同社が開発した抗生物質製剤「ダラシンS注射液300mg・600mg」が顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎の効能・効果に対して追加承認を得たことを発表した。
ダラシンS注射液の一般名は「日本薬局方 クリンダマイシンリン酸エステル」。敗血症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、中耳炎、副鼻腔炎を適応症として、2013年1月に同社が厚生労働省より開発要請を受けている医薬品だ。嫌気性菌にも抗菌活性を示し、マイコプラズマにも有効な特長を示す。今回の追加承認は2013年8月に行った公知申請の結果となる。
(画像はファイザー株式会社ホームページより)
急性炎症症状、重症の蜂巣炎、顎炎患者に有用
既に同社による経口剤「ダラシンカプセル75mg・150mg」が顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎に対しては適応を有する。
しかし注射剤である「ダラシンS注射液」であれば、点滴静注や筋注によって、急性炎症症状が著しく、開口障害及び嚥下困難を伴う重症の蜂巣炎、顎炎患者に対して速やかな効果が得られると考えられる。

抗生物質製剤「ダラシンS注射液」「顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎」の効能・効果の追加承認取得
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/