グローバル第3相臨床試験を今年第2四半期に開始
2014年2月7日、アンジェスMG株式会社は同社が設立以来開発を手がけてきた虚血性疾患治療剤「コラテジェン」のグローバル第3相臨床試験を今年第2四半期に開始すると発表した。
この臨床試験は約500例の重症虚血肢患者を対象に海外で実施される予定。欧米の規制当局に承認申請するためのデータを獲得することが狙いだ。国内においても、再生医療の医薬品に関する新制度である条件付承認制度を活用した開発が予定されている。
「コラテジェン」は肝細胞増殖因子遺伝子を足に注射することで、新たな血管を形成し、足の血流を改善させると考えられており、重症虚血肢の治療薬として期待されている。
(画像はアンジェスMGホームページより)
米国だけで50万人以上の患者が
重症虚血肢は足の血流が悪化することで強い痛みや潰瘍、壊死を起こす病気だ。現在はバルーン療法などの血管内治療や外科的バイパス手術が行われているが、その適応とならない患者には有効な治療法が存在しない。
米国だけで50万人以上の重症虚血肢患者がいると推定されており、その潜在市場規模は年間50億ドルに及ぶと考えられている。

虚血性疾患治療剤「コラテジェン」のグローバル第3相臨床試験を開始
https://www.anges-mg.com/pdf.php?pdf=100684.pdf