有効かつ安全
久光製薬は2月5日、経皮吸収型パーキンソン病治療剤(開発コード:HP-3000、一般名:ロピニロール塩酸塩)の国内第Ⅱ相臨床試験の結果を得たことを発表。
L-dopa(レボドパ)を併用するパーキンソン病患者を対象に、有効性および安全性について、プラセボを対照に検討したところ、改善が確認されたという。
また、安全性に関して開発上の大きな問題となる副作用は認められなかったとしている。
(画像は久光製薬ホームページより)
パーキンソン病治療の新たな選択肢を
この治療剤は、久光製薬の経皮薬物送達システムという技術を用いて開発した経皮吸収型製剤で、安定した血中薬物濃度を維持し、効果を持続させることができる。
なお、久光製薬は昨年より中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群を対象にした第Ⅱ相臨床試験を実施中で、今後、平成26年度中の第Ⅲ相臨床試験開始を目指して行きたい構えだ。

久光製薬ニュースリリース
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