アフィメトリクス社製新検査、発育・知的障害の原因定
米国食品医薬品局(FDA)は17日、アフィメトリクス社製CytoScan Dx Assayの認可を受けたと発表した。CytoScan Dx Assayは血液サンプルに基づき一度に全てのゲノムを分析することで小児の発育遅延や知的障害に関係する大小の染色体変異を検出する。
国立医薬品食品衛生研究所と米国小児学会によると、2~3パーセントのアメリカ在住の小児はある種の知的障害を抱えている。ダウン症やディジョージ症候群のような多くの知的・発育障害は染色体変異に基づいている。
「CytoScan Dx Assayは小児の発育障害または知的障害の考えられる原因を特定し、医師や患者らが子供への最適な治療と支援を提供する助けになるでしょう」(FDA医療機器・放射線保健センター放射線保健部、体外診断機器部部長 アルバート・ガティエレツ氏――プレスリリースより)
「CytoScan Dx Assay」染色体変異を特定
FDAは検査過程でCytoScan Dx Assayによる、異なる型、大きさ、ゲノム位置の染色体変異を正確に検出する能力の解析的評価を他の有効な検査と比較した。結果、CytoScan Dx Assayは患者のゲノム全体を分析し、知的・発育障害に関係するゲノム範囲の染色体変異を的確に検出していることがわかった。

FDA allows marketing for first of-its-kind post-natal test to help diagnose developmental delays and intellectual disabilities in children
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/Affymetrix Receives FDA Clearance of First-of-its-kind Postnatal Test for Developmental Delays and Intellectual Disabilities in Children
http://investor.affymetrix.com/