有効成分はリオシグアト
バイエル薬品株式会社は1月17日、外科的治療不適応または外科的治療後に残存・再発した慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)を効能・効果とする「アデムパス(R)錠」の医薬品製造販売承認を取得したことを発表した。
(画像はホームページより)
アデムパス(R)の有効成分であるリオシグアトは、臨床試験で手術不適応、または術後に持続・再発が見られたCTEPHの治療に対する有効性が示された、初の治療薬。バイエルが発見・開発した可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬という新しいクラスの薬剤で、そのクラスで最初に開発された。その新規の作用機序は肺高血圧症の病態の背景にある主要な分子メカニズムをターゲットとしている。
カナダ・アメリカ・スイスで承認
リオシグアトはAdempas(R)の販売名でCTEPHを適応として2013年9月にはカナダ、同年11月にはスイス、CTEPHおよび肺動脈性肺高血圧症(PAH)を適応として同年10月にはアメリカで承認されている。

バイエル薬品株式会社 ニュースリリース
http://byl.bayer.co.jp