試薬のラインアップ拡充と新興国向け事業展開を拡大
アークレイは、1月24日、インドの臨床検査用試薬メーカー 「Span Diagnostics Ltd.(以下、Span社)」と事業譲渡に関する契約を締結したことを発表した。
(画像はアークレイホームページより)
豊富なラインアップ
アークレイは2007年にインドで合弁会社を設立し、インド国内で既に自社販売を開始している。
一方Span社は、インド国内で幅広い販売網を構築する診断薬の大手メーカーで、感染症の即時検査向け試薬や生化学分野の試薬のラインアップが豊富な会社だ。
従い、アークレイは今回の事業譲渡で製品のラインアップを拡充し、さらなる事業の拡大を目指す構えである。
インドから世界へ
契約締結により、Span社の事業は、アークレイのグループ会社である「ARKRAY Healthcare Pvt. Ltd.」(インド・ムンバイ)に譲渡される。
なお、譲渡価格は7億3,400万インドルピー(約12億4,780万円 / 1.7円換算)で、事業の譲渡完了は2014年5月末を予定。
アークレイは、インドの臨床検査市場で強固な基盤を築き、インド国内のみならず、その他アジア地域やアフリカなどの新興国においても市場ニーズに応え、事業のグローバル展開を拡大していきたいとしている。

アークレイプレスリリース
http://www.arkray.co.jp/press/press/2014_01_24.html