アメリカとプエルトリコで販売
バクスター株式会社は1月8日、血友病B治療用遺伝子組み替え型第4因子製剤「BAX326」(一般名:nonacog gamma)の製造販売承認申請を2013年12月26日に行ったことを発表した。
「BAX326」は成人血友病B患者を対象として、アメリカおよびプエルトリコで発売されている。
副作用は味覚障害と四肢の痛み
今回の承認申請は他剤での治療歴がある血友病B患者を対象にした試験に基づいて行われたもの。
重症および重症中等症の成人血友病B患者を対象にした第1/3相国際共同試験において、「BAX326」の週2回の定期補充治療法を6ヶ月間受けた患者56人中24人に出血が認められず、年間出血率の中間値は2.0回/年だった。抗第4因子抗体の出現は認められず、アナフィラキシー反応も報告されなかった。
最も多く認められた副作用は味覚障害と四肢の痛みで、1%を超える被験者に発現した。
承認申請資料として12歳未満の血友病B患者を対象とした試験結果の提出された。

バクスター株式会社 ニュースリリース
http://www.baxter.co.jp