イナビルがインフルエンザ予防の効能・効果が変更承認される
第一三共株式会社は、抗インフルエンザウイルス薬「イナビル(R)吸入粉末剤20mg」(一般名:ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)のインフルエンザウイルス感染症に対する予防の効能・効果追加に係る国内製造販売承認事項の一部変更承認を取得したことを発表した。
イナビルが今回の効能追加の承認取得したことにより、インフルエンザウイルス感染症対策に関して、現在は予防接種が主な予防方法であるが、新たな選択肢が増え、インフルエンザ感染症の患者が減少することが期待できる。
イナビル(R)
イナビル(R)は、A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療を効能・効果として、2010年10月より発売している、第一三共が創製した純国産の長時間作用型ノイラミニダーゼ阻害剤である。
治療に用いる場合には、成人は、ラニナミビルオクタン酸エステルとして、40mgを吸入方式で投与し、10歳未満の小児の場合には、ラニナミビルオクタン酸エステルとして、20mgを吸入方式で投与し、10歳以上の小児の場合は、40mgとする。
今回承認された予防に用いる場合には、成人及び10歳以上の小児は、ラニナミビルオクタン酸エステルとして、20mgを1日1回、2日間吸入方式で投与することとなる。

イナビル(R)のインフルエンザウイルス感染症予防に関する効能追加承認取得のお知らせ(ニュースリリース)
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006057.html第一三共株式会社
http://www.daiichisankyo.co.jp/index.html