協和発酵キリン・レオ ファーマ・LEO Pharma3社が乾癬治療剤に対し、販売・マーケティング提携
レオ ファーマ株式会社とその親会社であるLEO Pharma A/S(「LEO Pharma」)、および協和発酵キリン株式会社は、レオ ファーマが日本において乾癬治療剤として製造販売承認を申請中である、ベタメタゾンジプロピオン酸エステルとカルシポトリオールの配合外用剤の販売に関し、2013年12月19日付けで販売およびマーケティング提携に関する契約を締結したことを発表した。
本剤は、LEO Pharmaが開発した薬剤で、2001年に尋常性乾癬に対する外用剤としてデンマークで販売されて以来、尋常性乾癬治療の第一選択薬として米国を含め世界97ヶ国で承認、販売され、世界的に使用されている。
日本では2013年8月にレオ ファーマが、乾癬治療に対する初めてのステロイドと活性型ビタミンD3の配合外用剤(1日1回塗布)として厚生労働省に製造販売承認申請している。
協和発酵キリンは本剤のMRによる医療機関への情報提供活動と販売を担当し、両社が共同してマーケティング活動を行うこととする。なお、この契約期間中において、協和発酵キリンとレオ ファーマのそれぞれのMRによるコ・プロモーション活動についても計画も予定している。
今回、3社が締結した契約に基づき、協和発酵キリンはLEO Pharmaに対して契約一時金を支払い、その後、承認時と売り上げに応じたマイルストンを支払うこととしている。本剤の承認をレオ ファーマが取得後に、製品を供給することとなっている。
契約締結の目的
レオ ファーマは、本薬剤を含め、皮膚科領域の治療薬パイプラインを強化しているところである。今回の契約締結は初めての自社開発品として、製品を国内で販売していくうえで重要な段階であり、乾癬における新たな治療選択として、日本の患者に提供できるよう、協和発酵キリンとの提携により取り組んでいくという。
また、協和発酵キリンは、カテゴリー戦略の一つとして免疫およびアレルギー分野に対して、考えており、今後は、本剤の販売を通じて、尋常性乾癬で苦しむ患者の治療に貢献していきたいという。
LEO Pharma
1908年創業のLEO Pharma は、本社はデンマークにあり、世界中で約4,800人の社員を擁している。LEO財団の所有による研究主導型とした、世界100ヶ国以上で製品を供給している皮膚科領域専門の製薬会社である。
レオ ファーマ
レオ ファーマ株式会社は、皮膚科領域に特化したスペシャリティファーマとして、事業活動を展開しており、デンマークにあるLEO Pharmaの100%出資の日本法人として2010年6月に設立されている。

カルシポトリオールとベタメタゾンジプロピオン酸エステルの配合外用剤の日本における販売提携契約締結のお知らせ(ニュースリリース)
http://www.kyowa-kirin.co.jp/news_releases/2013/協和発酵キリン株式会社
http://www.kyowa-kirin.co.jp/index.htmlレオ ファーマ株式会社
http://www.leo-pharma.jp/LEO Pharma A/S
http://www.leo-pharma.com/