これまでの点眼薬との違い
日本アルコン株式会社による緑内障・高眼圧症治療剤「アゾルガ(R)配合懸濁性点眼液」が、2013年11月19日から販売スタートとなっている。
(画像はプレスリリースより)
新医薬品には処方日数制限があるが「アゾルガ(R)配合懸濁性点眼液」は、2種類の既収載品と同様の効能・効果、用法・用量であることから、処方日数制限から除外されることが中央社会保険医療協議会にて了承されている。このことによって、発売開始時から患者さんの受診間隔に応じた処方が可能となっている。
緑内障における治療において、眼圧下降効果を維持するためには毎日の点眼が不可欠である。しかし、緑内障患者を対象とした調査では「治療開始から6カ月以内に自らの判断で点眼を中断してしまった」患者が42%、点眼薬に求める項目としては「点眼回数が少ない」という回答が最も多い結果となった。
この調査結果から「点眼回数」は実際に点眼薬を使用する患者にとって重要な要素であることが明らかになっている。
また「点眼時の苦痛な点は」という調査項目においては「しみること」との回答が最も多かった。このことから、治療継続には「使用感」も非常に重要な要素であることが明らかとなった。
アゾルガ(R)配合懸濁性点眼液は、炭酸脱水酵素阻害剤であるブリンゾラミドとβ―遮断薬のチモロールマレイン酸塩、2つの作用を配合した点眼薬である。
患者にとっては、点眼の本数と回数の減少は利便性の向上となること、また日々の点眼に対する負担軽減に繋がることが見込まれている。また、涙液に近い中性のpHを有しているため、しみにくい薬剤として点眼時の不快感を軽減させる効果が期待できる。
「関係者のコメント」
日本アルコン株式会社代表取締役社長の松村誠一郎は、次のように述べている。
これまで多くの緑内障点眼薬、ならびに緑内障手術デバイスを販売してきたが、『アゾルガ(R)配合懸濁性点眼液』が新たに製品ラインアップに加わることで、緑内障トータルケアカンパニーとして眼科医療にさらに貢献できるものと自負している。(引用:プレスリリースより)
日本アルコンについて
アイケアにおけるリーディングカンパニーとして、サージカル製品から医薬品、ビジョンケア製品など、アイケア領域における幅広い製品を提供している。

PRTIMES プレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/日本アルコン株式会社
http://www.alcon.co.jp/