アナフラニール、効能追加の承認取得
アルフレッサ ファーマ株式会社は、抗うつ剤「アナフラニール錠10mg、25mg」(一般名:クロミプラミン塩酸塩)の「ナルコレプシーに伴う情動脱力発作」に対する効能追加の承認を取得したと発表した。
ナルコレプシーに伴う情動脱力発作とは?
「ナルコレプシーに伴う情動脱力発作」とは、喜怒哀楽の感情が強く動いたときに、発作的に全身あるいは膝、腰、あご、まぶたなど体の部分的な筋肉の力が突然抜けてしまう症状のことで、代表的な過眠症であるナルコレプシーの症状である。
持続時間は2~3秒から数分以内であり、回復は速やかである。発作中でも意識ははっきりしており、筋肉に力が入らない以外には異常はみられない。発作の頻度や強さには個人差があるが、顕著な場合には、姿勢筋が脱力することにより転倒し、けがを負う場合もある。
アナフラニール錠
「アナフラニール錠10mg、25mg」は、精神科領域におけるうつ病・うつ症状および遺尿症の治療薬として、1973年8月より発売している。今回効能追加の承認取得をした「ナルコレプシーに伴う情動脱力発作」は、国内において適応症を有する薬剤がなく、厚生労働省の「薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会」における事前評価に基づき、本年5月に公知申請していた。
今回の取得承認が「情動脱力発作を伴うナルコレプシー」患者のQOLの向上に貢献できることが期待される。

アナフラニール、効能追加の承認取得(ニュースリリース)
http://www.alfresa-pharma.co.jp/news/pdf/131022.pdf過眠症ランド
http://kaminsho.com/index.htmlアルフレッサ ファーマ株式会社
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