提携の背景について
エムスリー株式会社は、2013年11月18日、米国最大の薬品レファレンスサービスを提供するPDR社と戦略提携を実施することを発表した。この提携により、エムスリーが米国においてリーチできる医師の数は倍増、60万人近い数となり、米国医師の80%程度をカバーすることになった。
エムスリーは、米国において約24万人の米国医師が登録する医療従事者向け専門サイト「MDLinx」を運営、製薬会社向けのマーケティング支援サービスや調査サービスを提供している。
PDR社は、米国において運営サイト「PDR.net(R)」や電子カルテ等を通じて、100万人以上の医療従事者に対して医薬品の安全性情報等を提供する「Physicians' Desk Reference(R)」といったサービスを提供している。これは医薬品レファレンスサービスとしては米国最大規模となる。
今後の展開について
エムスリーとPDR社は戦略的な業務提携を実施するという理念のもと、12月から「PDR Powered by MDLinx」を開設する。
エムスリーは、このサイトを通じてこれまでに加えて約33万人の米国医師にリーチすることが可能となる。従来のサイト「MDLinx」の米国医師会員と合計すると(両者の医師会員の重複を除く)エムスリーがリーチできる米国医師の数は60万人となり、これは米国医師の80%をカバーする人数である。
このことにより、エムスリーの米国製薬会社に対する訴求力が一段と高まることをはじめ、運営サイト「MDLinx」が提供している広告メディアの価値も倍増することが見込まれている。エムスリーでは、今後も医師や製薬会社にとって価値あるサービスを拡充していくことと、米国事業の拡大に努めることを明言している。

米国最大の医薬品レファレンスサービスのPDR社と戦略提携~米国における医師へのリーチは一気に倍増し、80%のカバー率~(エムスリー株式会社 プレスリリース)
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