Naloxegol、FDA認可
19日、アストラゼネカ社は米国食品医薬品局がNaloxegolの新薬申請を認可したと発表した。Naloxegolはオピオイド誘発性便秘(以下 OIC)をわずらっている非がん性慢性痛患者に対し、研究が行われた治験中の末梢性μオピオイド受容体作動薬。非がん性慢性痛はオピオイド鎮痛剤の長期投与の一般的副作用と見られている。
新薬申請書には、OIC治療薬としてNaloxegolの安全性と効果を試す4つの臨床試験からなるフェーズIII KODIACコアプログラムの結果が記載された。
Naloxegolとは
Naloxegolは米国で最初の1日1回投与の末梢性μオピオイド受容体作動薬となりうる。同薬は、脳のオピオイド受容体に影響を与えずに、消化管でオピオイドとオピオイド受容体が結合するのを阻害する働きがある。
オピオイド誘発性便秘とは
OICとは、オピオイドと消化管内の特定のオピオイド受容体に結合して発生。OICは消化管内でのオピオイド受容体の結合は水分吸収の増加と消化管運動の低下の結果としておこる。
世界中で、長期間の鎮痛剤としてオピオイドを投与されている約40-50パーセントの患者がOICを発症しており、約40-50パーセントのOIC患者が、処方された緩下剤を含む、現在の選択肢で望ましい治療結果を得られている。

New Drug Application for naloxegol accepted by United States Food and Drug Administration
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