最新試験データの発表について
武田薬品工業株式会社が、米国ルイジアナ州ニューオーリンズで開催される「第55回米国血液学会年次総会(American Society of Hematology)」において、5つの化合物の試験データを含む370本以上の抄録が受理されたことを発表した。
これらの抄録には、ベルケイド、ADCETRIS、及び経口プロテアソーム阻害薬として最初に臨床第3相試験段階に進んだMLN9708など、3つの製品・パイプラインのプレゼンテーションが含まれている。
今回の発表の内容について
今回の発表内容には、未治療の多発性骨髄腫患者を対象としたVISTA試験におけるベルケイドによる全生存期間に関する試験データ、MLN9708の臨床第2相試験における新規データ、ADCETRISの再発・難治性のホジキンリンパ腫患者及び再発・難治性の未分化大細胞リンパ腫患者を対象とした長期生存期間データなどが含まれている。
関係者の発言
Oncology Therapeutic Area UnitのHeadであるMichael Vasconcelles氏は、次のように述べている。
本学会で発表するベルケイドとADCETRISの全生存期間に関する最新データは、それぞれ多発性骨髄腫、再発・難治性のホジキンリンパ腫や再発・難治性の未分化大細胞リンパ腫の患者さんにとって、重要な意味を持つ。これらのデータや、MLN9708などの当社のパイプラインに関するデータは様々な血液癌の最適な治療に向けて、重要な知見を提供するものである。(引用:プレスリリースより)

多発性骨髄腫治療剤「ベルケイド(R)」、悪性リンパ腫治療剤「ADCETRIS(R)」をはじめとする最新試験データの発表について
http://www.takeda.co.jp/news/武田薬品工業株式会社
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