メナリーニ・チャイナの設立発表の経緯
メナリーニ・アジアパシフィックが、2013年10月29日、中国湖北省の武漢国家生物産業基地(「武漢バイオレーク」)で、メナリーニ・チャイナ(Menarini (China) Investment Co. Ltd.)の設立及び中国本社のオープニングを正式に発表した。
メナリーニにとって、メナリーニ・チャイナの設立は初の外資系製薬持ち株式会社であるといえる。このことはメナリーニにとって重要なステップアップとなる成果であり、こうした成果に結びついた背景には、中国ヘルスケア市場の今後の見通しに対する確固とした信頼と、長期的なコミットメントを証明があるといえる。
中国における事業の拡大においてバイオレークを選んだのは、この先の少なくとも数年間はメナリーニに、企業競争的な意味での利点をもたらすことが期待される戦略的な選択である。
メナリーニ・アジアパシフィックについて
世界最大のイタリアのバイオ製薬企業として、127年の歴史がある。現在、100カ国以上に約1万7,000人の従業員を擁しており、規制当局の承認や製品販売、ライフサイクル管理までの全体的な商業的バリューチェーン全体において事業を展開している。
主要な治療分野としては皮膚科、プライマリーケア、アレルギー・呼吸器、循環器、がん・スペシャルティーケア、メンズヘルス、コンシューマーヘルスを含んでいる。独自ブランドと提携ブランドから成立する多種多様なポートフォリオを有している。
関係者の発言について
メナリーニ・アジアパシフィックのErnest Wong取締役会長は、次のように述べている。
当社は中国におけるプレゼンスの深化と、中国全土の細分化した各市場セグメントへの食い込みに本腰を入れている。当社は機敏さを保ちながら中国の人々と協力し、革新的な製品を中国に導入することで、中国の医療水準向上に絶えることなく貢献していく。(引用:プレスリリースより)
メナリーニ・アジアパシフィックのジョン・グレアム最高経営責任者(CEO)は、次のように述べている。
世界で最も早い成長を遂げている市場の1つとして、中国のヘルスケア産業の規模は2010年の2750億米ドルから2020年には9000億米ドルへと3倍以上に拡大する可能性がある(出典:Global Management Consultancy – Bain & Co)。従って、製薬産業の成長予測は非常に堅調なものである。メナリーニ・チャイナはバイオレークの長所を活用し、研究開発と提携から得た革新的なブランドや技術の成果を中国市場に届けていく。これらのブランドや技術は、患者と消費者の未充足の重要なニーズに対応する上で役立つものである。(引用:プレスリリースより)
今後の展開について
アジア太平洋地域でのメナリーニの展望は、地域の人々における生活改善のための重要な医療ブランドを提供していく大手の企業となることである。アジア太平洋地域において急速に成長しているが、その成長戦略は全体的な計画において中国を中枢に据えなければ不完全なものであることが指摘されている。
今後の成果によって、技術を開発し提供する企業と、技術を用いての治療を行う医療者や患者、双方にとってのよりよい発展が望まれる。

メナリーニ・アジアパシフィックがメナリーニ・チャイナ本社開設を発表(QLife プレス)
http://www.qlifepro.com/メナリーニ・アジアパシフィック
http://www.menariniapac.com/