新しい作用機序によってウイルス増殖を抑制
塩野義製薬株式会社は、2018年3月14日、抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ錠 10mg」「同20mg」を発売した。
「ゾフルーザ」は、塩野義製薬が創製したキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬。既存の薬剤とは異なる新しい作用機序によって、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する。
満足度の高い医薬品提供がミッション
塩野義製薬は、「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬を提供する」という基本方針のもと、医療用医薬品を中心とした研究・開発・製造・販売活動に日々注力している企業。患者やその家族のQOL向上を実現するべく、満足度の高い医薬品提供をミッションとしている。
同社は、最先端の医療・科学技術に挑戦し、イノベーティブな創薬研究開発型企業として活動するという取り組みを推進。また、中期経営計画SGS2020の中では、「世界を感染症の脅威から守る」ことを同社が取り組むべき社会課題の一つとして挙げている。
先駆け審査指定制度の対象品目にも指定
「ゾフルーザ」は、1回のみの錠剤の服用で治療が完結するため、利便性が高く、良好なアドヒアランスが期待できる薬剤。2015年10月には、厚生労働省より先駆け審査指定制度の対象品目にも指定されていた。同制度は、著明な有効性が見込まれる医薬品などを指定し、各種支援により早期実用化を目指すもの。この指定により同剤は、本年2月23日に製造販売承認を取得している。
塩野義製薬は今後も、感染症治療薬を世界中の患者のもとにいち早く届けることができるよう、引き続き努力するとしている。
(画像は塩野義製薬の公式ホームページより)

抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ錠 10mg・20mg」新発売のお知らせ - 塩野義製薬株式会社
http://www.shionogi.co.jp/