第3相臨床試験を開始
ヴィーブヘルスケア株式会社(以下、ヴィーブヘルスケア)は3月5日、2月8日に成人のHIV-1感染患者を対象とした新たな第3相臨床試験を開始したことを発表した。
ドルテグラビルは、塩野義製薬株式会社と英国・ViiV Healthcare Ltd.と共同開発したHIVインテグレース阻害薬で、2017年11月にドルテグラビルとリルピビリンを組み合わせた2剤レジメンとして、米国食品医薬品局(FDA)から、承認、12月から販売されている。
今回、実施される試験は、テノホビル・アラフェナミド・フマル酸塩ベース(以下、TAF)のレジメンでウイルス抑制が認められたHIV-1感染患者に対して、ドルテグラビルとラミブジンの2剤のレジメンに切り替えた場合にウイルス抑制ができるかを評価するもの。
ドルテグラビルとラミブジンの2剤を、1日1回、最長96週間投与する群とTAFを継続投与する群とを比較する。
臨床結果は2019年の予定
HIVは、完全に排除できないウイルスのため、長期間治療が必要な疾患だ。
抗レトロウイルス療法が用いられるようになり、その死亡率は減少しているが、薬剤耐性を持ちやすく、ウイルス量が検出限界以下まで減らない場合もある。そのため、新たな治療薬が望まれているのが現状だ。
ヴィーブヘルスケアは、2019年に得られる臨床結果に期待しているとしている。
(画像はヴィーブヘルスケア株式会社HPより)

ヴィーブヘルスケア株式会社 プレスリリース
http://glaxosmithkline.co.jp/