アシッドポンプ拮抗薬について
アシッドポンプ拮抗薬は、胃食道逆流症(GERD)を主適応症とする治療薬として、現在は韓国で臨床第二相試験が行われている。
現在で第一に選択されることの多いプロトンポンプ阻害剤(PPI)とは異なるメカニズムを持ち、胃酸分泌に関してPPIよりも速やかに、かつ持続的に抑制できる薬である。
また胃酸分泌抑制に限らず、消化性潰瘍など他の胃酸分泌関連消化器疾患の治療薬となる可能性が見込まれている。
米国で実施された試験では、安全性、忍容性ならびに薬物動態の確認に加えて、初回投与から速やかで強力な胃酸分泌の抑制が認められた。
また、食事による胃酸分泌刺激に拠らない効果があることと、就寝前の服用による夜間の胃酸分泌抑制などの薬理学的な性質が確認されている。
特許査定について
「特許権を与える価値が認められる出願発明である」と、各国特許庁の審査によって認められた場合に示される評価である。
特許査定の後、特許料を納付すれば登録特許となり、該当する国においての特許権が生じることとなる。
米国における特許査定からの展開
平成22年9月に、ラクオリア創薬株式会社が韓国にあるCJ第一製糖株式会社とアシッドポンプ拮抗薬についての東アジア地域を対象としたライセンス契約を締結した。
現在、韓国においての鋭意開発が進んでいる。
ラクオリア創薬株式会社は、今後も引き続いて他の国々における知的財産権の強化に邁進し、グローバスなライセンス活動を継続していく方針である。

アシッドポンプ拮抗薬の米国における特許査定のお知らせ(PDF:146KB)
http://www.raqualia.co.jp/ラクオリア創薬株式会社
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