第一三共とユーシービージャパンが発表
第一三共株式会社(以下「第一三共」)とユーシービージャパン株式会社(ユーシービーグループを総称して以下「ユーシービー」)は、8月25日、抗てんかん剤「ビムパット(R)錠50㎎・100㎎」について、「てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)」に対する単剤療法の承認を取得したと発表した。
同剤は、成人てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)の適応症に対し併用療法として、2016年8月31日に承認された製剤で、今回の製造販売承認事項一部変更承認により、単剤療法での使用が可能となった。
新たな作用機序で、神経細胞の興奮低下に効果
てんかん発作は、部分発作(二次性全般化発作に移行することもある)、全般発作、分類不能のてんかん発作という3つの主要なタイプに分類される。中でも部分発作は、発現の頻度が高く、全症例の約60%を占める発作。
「ビムパット(R)錠」は、既存の抗てんかん薬とは異なる新しい作用機序を有する製剤で、電位依存性ナトリウムチャネルの緩徐な不活性化を選択的に促進することで、神経細胞の過剰な興奮を低下させる効果がある。
第一三共とユーシービーは、「ビムパット(R)錠」が単剤療法で使用可能になることで、てんかんに悩む人々や医療関係者に、より一層貢献できるものとして期待を高めている。
(画像は第一三共株式会社 ホームページより)

第一三共株式会社 ニュースリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006685.html