臨床研究や治験のさらなる活性化を目指して
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下「AMED」)は、8月23日、平成29年度「臨床研究・治験推進研究事業」に係る2次公募について、採択課題を決定したと発表した。
同事業は、新規の医薬品などを迅速に製品化して国民にいち早く届けるべく、臨床研究や治験のさらなる活性化を目指して実施されているもの。
基礎研究の成果を治験などへ橋渡し
臨床研究・治験は、新規の医薬品などの創出にあたって不可欠となる。迅速な製品化や、また近年問題となっているドラッグ・ラグやデバイス・ラグの解消のためにも、その一層の活性化が求められている。
「臨床研究・治験推進研究事業」では、日本で生み出された基礎研究の成果を薬事承認に繋げ、革新的な医薬品・医療機器の創出などが目指される。この企図の下、基礎研究の成果を治験などへ橋渡しするための非臨床試験や、質の高い臨床研究などが推進されている。
日本小児科学会会長の研究が採択
平成29年度「臨床研究・治験推進研究事業」に係る2次公募では、「小児領域における新薬開発促進のための医薬品選定等に関する研究」が公募研究開発課題とされた。日本における小児医薬品の早期開発を推進すべく、臨床試験が効率的に実施できる支援体制の構築が目指されている。
課題評価委員会による厳正な審査の結果、今回は公益社団法人日本小児科学会・高橋孝雄会長の研究が採択されている。
(画像はAMEDの公式ホームページより)

平成29年度「臨床研究・治験推進研究事業(2次公募)」の採択課題について - 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
http://www.amed.go.jp/koubo/050120170620_kettei.html