構造解析は4課題、バイオロジカルシーズ探索は2課題
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、8月9日、平成29年度「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」に係る2次公募について、採択課題を決定したと発表した。
今回の発表では、 構造解析ユニット(構造解析領域)については4つの研究開発課題が、バイオロジカルシーズ探索ユニットについては2つの研究開発課題が、それぞれ決定が明らかにされている。
公募は6月6日から7月5日まで行われた
「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」は、創薬プロセスまたは基礎生命科学研究などライフサイエンス研究に活用可能な基盤技術の整備や積極的な外部開放(共用)などを実施する機関に対して、支援を行うもの。研究基盤の整備および施設利用に供するために必要な経費、また研究者などの育成について必要な経費が、補助される。
同事業の応募資格者は、一定の要件を満たす国内の研究機関などに所属し、応募に係る課題について計画の策定や成果の取りまとめなどの責任を担う能力を有する研究者となる。平成29年度の2次公募は、6月6日から7月5日まで行われ、7月10日にヒアリングが行われていた。
構造解析は3000万円、バイオロジカルシーズ探索は2000万円
今回、構造解析ユニットについて採択されたのは、大阪大学・難波啓一特任教授「クライオ電子顕微鏡によるタンパク質等構造解析―最高の支援体制の構築」など4課題。バイオロジカルシーズ探索ユニットについては、群馬大学・畑田出穂教授の「次世代型疾患モデル動物作出」など2課題が採択されている。
なお、構造解析ユニットについては3000万円程度、バイオロジカルシーズ探索ユニットについては2000万円程度の支援が行われる。
(画像はAMEDの公式ホームページより)

平成29年度「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業」(2次公募)の採択課題について - 国立研究開発法人日本医療研究開発機構
http://www.amed.go.jp/koubo/010120170531_kettei.html