TRPM8遮断薬、新規泌尿器疾患治療薬としての可能性
ラクオリア創薬株式会社(以下、ラクオリア創薬)は8月10日、選択的TRPM8遮断薬に関して、今年9月にフィレンツェで開催される第47回国際禁制学会(International Continence Society 2017)と、東京で開催される第24回日本排尿機能学会で研究成果の発表を行うと報じた。
TRPM8遮断薬については、平成23年より東京大学大学院医学系研究科コンチネンス医学講座と「泌尿器疾患に対する新規治療メカニズムの評価」に関する共同研究が続けられており、TRPM8遮断薬の新規泌尿器疾患治療薬としての可能性が明らかとなった。両学会では、この共同研究の成果が発表される。
東京大学大学院医学系研究科コンチネンス医学講座との共同研究契約延長
ラクオリア創薬は、同日、東京大学大学院医学系研究科コンチネンス医学講座との共同研究契約延長も発表した。
延長期間は1年間。過活動膀胱など、泌尿器疾患領域における研究プログラムの応用の可能性を探索するもので、平成28年8月に同社が発表した、TRPM8遮断薬の泌尿器疾患領域における応用可能性の検討も含まれるという。
ラクオリア創薬は、「排尿障害に対する新規薬物療法の標的探索」を主目的として研究を行い、これまでにも多くの成果を報告している井川特任教授との共同研究を今後も継続していくことで、同社の研究プログラムの価値向上を目指すとしている。
(画像はラクオリア創薬株式会社 ホームページより)

ラクオリア創薬株式会社 お知らせ
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