医師主導臨床研究の中間結果を発表
オンコリスバイオファーマ株式会社は、7月24日、同社が開発中の腫瘍溶解ウイルス「テロメライシン」に関する発表を、第15回日本臨床腫瘍学会学術集会にて行うと発表した。
同学会は、神戸・岡山にて7月27日から29日にかけて開催されるもの。オンコリスバイオファーマは、「テロメライシン」に関する医師主導臨床研究の中間結果を発表する。
がん細胞中で特異的に増殖し、がん細胞を破壊
「テロメライシン」は、がん細胞中で特異的に増殖し、がん細胞を破壊することができるように遺伝子改変された、5型のアデノウイルス。テロメラーゼ活性の高いがん細胞において特異的に増殖する特質を餅ながら、正常な細胞の中では増殖能力が極めて低いという点で、臨床的な安全性を保つことが期待されている。
同ウイルスは、体の負担も少なく、嘔吐・脱毛・造血器障害などの重篤な副作用もこれまで報告されていない。こういった点からも同ウイルスは期待されており、オンコリスバイオファーマでは、局所・全身療法としての可能性を探るべく、同ウイルスの研究開発を国内外にて進めている。
「食道がんに対する集学的治療」
第15回日本臨床腫瘍学会学術集会におけるオンコリスバイオファーマの発表は、7月27日、神戸国際展示場にて行われる。演題は、「食道がんに対するテロメラーゼ依存性腫瘍融解ウイルス製剤を用いた集学的治療」。
なお発表者は、岡山大学大学院医薬学総合研究科消化器外科学・藤原俊義教授が務める。
(画像はオンコリスバイオファーマの公式ホームページより)

テロメライシンに関する医師主導臨床研究の中間結果が発表されます - オンコリスバイオファーマ株式会社
http://v4.eir-parts.net/