各リパーゼの存在量と質を同時測定可能
株式会社免疫生物研究所は2017年7月19日のニュースリリースで、脂質分解酵素であるリパーゼの内、LPLとHTGLの活性を自動分析機で測定可能なキットとして、2017年7月20日より「LPL/HTGL Activity Assay Kit- IBL」(本活性測定キット)の販売を開始すると発表した。
本活性測定キットは、動脈硬化などの危険因子である、脂質異常症、高TG血症などの内、リパーゼ欠損または原因が不明な症例などの研究に役立つことと考えており、酵素に特異的な基質と最適な反応条件を組み合わせることで、高感度で安定的かつ世界で初めて、自動分析機での測定を実現している。
1テストあたり5千円の低コスト
販売する製品は「LPL/HTGL Activity Assay Kit-IBL」と「LPL/HTGL Activity Control Plus Kit-IBL」の2種類で、両製品とも50テスト分で25万円となっている。
本活性測定キットは、米国の検査会社でも評価を進めており、脂質異常症、肥満症などがより深刻と考えられる海外での販売に強く期待され、さらに自由診療領域での活用も目指していく。
(画像は株式会社免疫生物研究所のサイトより)

株式会社免疫生物研究所ニュースリリース
http://www.ibl-japan.co.jp/direct/topics/株式会社免疫生物研究所
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