最大189億円のマイルストンとロイヤルティ
武田薬品工業株式会社は2017年7月21日のニュースリリースで、米国のシュレーディンガー社と武田薬品の重点疾患領域を対象とした複数の創薬標的に関する共同研究契約を締結したと発表した。
今回の契約条件に基づき、シュレーディンガー社が創薬に成功した場合、武田薬品は、前臨床、臨床および販売のタイミングに応じた最大1.7億ドル(約189億円)のマイルストン並びに売上に応じたロイヤルティを含む経済条件で、シュレーディンガー社からプログラムの権利を独占的に獲得するオプション権を保有する。
創薬力と構造生物学の専門性の融合
シュレーディンガー社は、最先端のコンピューター技術を用いて創薬の変革に取り組む非上場企業で、今回の共同研究は、シュレーディンガー社のin silico技術に基づく創薬力と武田薬品の疾患領域に対する深い知見および構造生物学における専門性を融合するものとなる。
また、シュレーディンガー社は複数の創薬標的に関し、簡潔性、スピード、機動性重視で創薬をリードし、武田薬品は、タンパク結晶構造をシュレーディンガー社に提供することで、新規化学物質のデザインにつながるコンピューター技術を活用するシュレーディンガー社をサポートする。
(画像は武田薬品工業株式会社のサイトより)

武田薬品工業株式会社ニュースリリース
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