樹状細胞免疫療法懇話会との間で締結
オンコセラピー・サイエンス株式会社は、7月18日、ペプチドワクチンによる樹状細胞療法についての共同研究契約を、3医療法人からなる樹状細胞免疫療法懇話会との間で締結したと発表した。
樹状細胞免疫療法懇話会(以下「DCワクチンコンソーシアム」)は、医療法人 協林会 大阪がん免疫化学療法クリニック、医療法人 慈生会 福岡がん総合クリニック、そして医療法人社団 ビオセラ会 ビオセラクリニックからなる。
非独占的実施権をDCワクチンコンソーシアムへ供与
今回の共同研究契約締結によりオンコセラピー・サイエンスは、同社がライセンスを保有するペプチドワクチンについて、その非独占的実施権をDCワクチンコンソーシアムへ供与する。また、当該ペプチドの樹状細胞療法への使用に必要な情報についても、同社はDCワクチンコンソーシアムに提供し、協力を行うとしている。
なお、同契約に基づく樹状細胞療法実施の対価としてオンコセラピー・サイエンスは、使用するペプチドワクチンに応じたロイヤルティーを、DCワクチンコンソーシアムより受領。さらに、同社が設立予定の子会社CPM社における大規模遺伝子解析によるネオアンチゲン予測の開発研究も、DCワクチンコンソーシアムと共同で推進するとしている。
免疫療法は大きな役割を果たす
DCワクチンコンソーシアムを構成する3医療法人のうち、大阪がん免疫化学療法クリニックは、大阪市北区を拠点とする医療法人。福岡がん総合クリニックは、福岡市博多区にて活動している。ビオセラクリニックは、東京都新宿区のクリニック。
オンコセラピー・サイエンスは、がん臨床領域における個別化医療の実施について、免疫療法は大きな役割を果たすとしている。
(画像はオンコセラピー・サイエンスの公式ホームページより)

ペプチドワクチンによる樹状細胞療法についての共同研究に関する契約締結のお知らせ - オンコセラピー・サイエンス株式会社
http://tyn-imarket.com/140120170718433296.pdf