2017年9月1日「クイックナビ-Flu2」を発売
デンカグループのデンカ生研株式会社は7月24日、インフルエンザウイルスキット「クイックナビ-Flu2(クイックナビフルツー)」を、2017年9月1日に発売する、と発表した。
判定時間を5分間に短縮
インフルエンザウイルスは、発症して48時間以内にもっとも増殖する。抵抗力が低下した高齢者や小児がウイルス感染すると、肺炎や脳炎・脳症などを併発し重症化する危険性がある。
したがって、早い段階でインフルエンザの診断を行い判明すれば、抗インフルエンザ薬の投与によりウイルスの増殖を抑えることができる。
今回発売する「クイックナビ-Flu2」は、インフルエンザウイルス感染症の診断補助として、鼻腔拭い液、鼻腔吸引液、咽頭拭い液中のA型およびB型インフルエンザウイルス抗原を検出するためのイムノクロマト法試薬である。
従来の「クイックナビ-Flu」と比べ、判定時間が8分間から5分間に短縮した。
臨床試験では、2分以内に陽性と判定された症例は638例中91.7%と高く、高い感度で迅速に判定できたという。
インフルエンザウイルスキット「クイックナビ-Flu2」は、10回用が税別13,000円、30回用税別39,000円で、大塚製薬株式会社とデンカ生研の2社から販売される。
なお、保険点数は、インフルエンザ抗原定性が147点、免疫学的検査判断料が144点、鼻腔・咽頭拭い液採取が5点である。
(画像はプレスリリースより)

デンカ株式会社のニュースリリース
http://www.denka.co.jp/news/pdf/20170724_quicknaviflu2.pdf