「ムンデシン(R)カプセル」発売記念フォーラム
ムンディファーマ株式会社(以下、ムンディファーマ)は7月11日のニュースリリースで、6月10日に開催された「ML(悪性リンパ腫)フォーラム2017 ~再発・難治性PTCL治療への新たな一歩、日本から世界へ~」の様子を報じた。
このフォーラムは、再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)治療剤である新薬「ムンデシン(R)カプセル100mg」を、世界に先駆けて日本で発売したことを記念し、専門医を対象に開催したもの。
フォーラムでは、3部構成の講演とパネルディスカッションなどが行われた。第1部の講演者は、米国のがん専門病院医師、Steven Horwitz氏。悪性リンパ腫の治療に関する論文を多数発表しているHorwitz氏は、同氏のグループが提唱する再発PTCLの治療方針を紹介。
他には、「T/NK細胞性リンパ腫のWHO分類」、「フォロデシン塩酸塩の作用機序と抗腫瘍効果、国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験の成績、有害事象の管理」をテーマとした講演も開催された。
VRで、医療者が患者目線の世界を疑似体験
PTCL治療のエキスパートである医師によるパネルディスカッションでは、再発・難治性PTCLの治療の課題、治療法の選択基準などについて議論が交わされた。
ムンディファーマは、パネルディスカッションにおいて「アンメットニーズが高い疾患であるPTCLについて、新たな治療の選択肢が増えることは、患者・医療者双方にとってよいことである」との指摘があったとしている。
また、会場にはVR(バーチャルリアリティー)を用いた啓発ツールが用意され、参加者は治療中の患者の目線で家族や医師とのコミュニケーションを疑似体験した。デジタルコンテンツを使った啓発活動に注力するムンディファーマは、医療者が患者の視点で治療のあり方などを検討するきっかけとなったとコメントしている。
(画像はプレスリリースより)

ムンディファーマ株式会社 ニュースリリース
http://mundipharma.co.jp/1076