複数の適応症でがん免疫治療薬を開発
ペプチドリーム株式会社は、7月18日、Kleo Pharmaceuticals(以下「クリオ社」)との間で戦略的共同研究開発契約を締結したと発表した。
この共同研究は、複数の適応症で新規がん免疫治療薬の開発を行うもの。
ペプチドリームとクリオ社
ペプチドリームは、「日本発、世界初の新薬を創出し社会に貢献したい」という夢から設立された企業。同社は、独自の創薬開発プラットフォームシステム「PDPS」を用いることで、特殊ペプチドを数兆種類にわたって合成および高速な評価を実現。創薬において重要なヒット化合物の創製などを、簡便かつ効率的に行えるようにしている。
クリオ社は、新規免疫およびがん免疫治療薬の開発に特化した企業。同社は、イエール大学・Spiegel教授の研究室より生まれた技術を基にして、コネチカット州のニューヘブンにおいて創設されている。
死滅させたいがん細胞に免疫細胞をリクルート
今回契約が締結された共同研究においてペプチドリームは、クリオが選択した複数のがん細胞表面および免疫細胞表面の受容体ターゲットに対する特殊環状ペプチドを、「PDPS」を用いて特定し、最適化を実施する。そしてその結果を基に、死滅させたいがん細胞に免疫細胞をリクルートする治療薬の研究開発を行うとしている。
ペプチドリームは今回の共同研究について、次世代のファーストインクラスおよびベストインクラスとなる優れた治療法の開発が行えることが、楽しみであるとしている。
(画像はペプチドリームの公式ホームページより)

クリオとの新規がん免疫治療薬に係る戦略的共同研究開発契約締結のお知らせ - ペプチドリーム株式会社
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