化合物の条件合致で独占的実施権を取得
第一三共株式会社は2017年7月12日のニュースリリースで、Max Planck Innovation GmbH(MI)及びMIの探索研究機関のLead Discovery Center GmbH(LDC)とがん領域における共同研究開発及び販売の独占的実施権を取得できるオプション契約を締結したと発表した。
第一三共はこの共同研究において、LDCが探索する新規リード化合物が事前に定義した条件に合致した場合、この化合物の開発及び販売の独占的実施権を取得するライセンス契約をMI及びLDCと締結することができる。
そして、ライセンス契約の締結により、第一三共は、MI及びLDCに、契約一時金、開発・販売マイルストン及び販売ロイヤリティを支払うこととなる。
全科学論文の被引用数世界第2位を誇る研究所
Max Planck研究所はノーベル賞受賞者18名を輩出したドイツ国内有数の基礎研究機関で、全科学論文の被引用数の世界第2位を誇っている。
さらに、ドイツ国内外に83箇所もの研究拠点を有し、2016年の年間予算は18億ユーロに上っている。
第一三共とMax Planck研究所は、患者に新しい治療の選択肢を提供するため、今後さらに研究開発提携を検討していくと述べている。
(画像は第一三共株式会社のサイトより)

第一三共株式会社ニュースリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006669.html第一三共株式会社
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