米国インストルメンタリウム社とライセンス契約を締結
日本メジフィジックス株式会社は、7月11日、新しい心筋血流イメージング検査診断補助剤を導入すると発表した。
同社は今回、核医学心筋血流イメージング検査で使用される診断補助剤「Regadenoson(以下「レガデノソン」)」の国内での独占的商業化を取得するライセンス契約を、米国インストルメンタリウム社と締結。
世界各国において使用されている「レガデノソン」
「レガデノソン」は、アデノシンA2A受容体のアゴニストであり、冠動脈に選択的な血管拡張薬。一定量を短時間で投与することが可能であり、また従来の診断補助剤では禁忌とされていた喘息・慢性閉塞性肺疾患などの患者においても投与が可能という特質を持つ。
同剤は2008年4月、米国食品医薬品局より認可を得た。現在は、米国をはじめとして英国・ドイツなど世界各国において、心疾患の主要因である冠動脈疾患の診断に用いられる心筋血流イメージング検査の診断補助剤として使用されている。
心臓核医学への貢献も一層期待
「レガデノソン」の日本国内へ導入は、心疾患の診断目的で実施されている心筋血流イメージング検査をより短時間で可能にするだけでなく、より幅広い患者に薬剤負荷心筋血流イメージング検査が提供できると、日本メジフィジックスはする。そして、心臓核医学への貢献についても、一層の期待が持てるとしている。
同社は今後も、高品質な製剤の開発・製造・供給を通じて、医療のさらなる発展のために貢献するとしている。
(画像は日本メジフィジックス株式会社の公式ホームページより)

新しい心筋血流イメージング検査診断補助剤を導入へ - 日本メジフィジックス株式会社
http://www.nmp.co.jp/corpo/press/pdf/20170711_2.pdf