新規開発品について協力体制を構築
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社は、7月11日、国立研究開発法人国立がん研究センターとの間で包括的提携契約を締結したと発表した。
この契約は、オンコロジー領域における臨床開発を推進するためのもの。ベーリンガーインゲルハイムの同領域における新規開発品について、両者は協力体制を構築するという。
国立がん研究センターとベーリンガーインゲルハイム
国立がん研究センターは、日本におけるがん医療の拠点となるべく1962年に創設された国立機関。がん研究・がん医療の国立中核機関として、がんの病態解明および治療開発に向けた先端的な研究や医療を牽引している。同センターはまた、第1相試験や医師主導治験も積極的に実施し、国内トップクラスの治験の実施件数を誇る。
ベーリンガーインゲルハイムは、世界におけるトップ20製薬企業の1つ。130年以上にわたり、革新的な医薬品を提供してきた歴史を持つ。日本においては、日本ベーリンガーインゲルハイムなど4つの事業会社が、サービスを提供している。
革新的な治療薬をいち早く届ける
今回締結された契約では、ベーリンガーインゲルハイムが保有するオンコロジー領域の新規開発品について、早期より日本国内での臨床開発に着手できるよう国立がん研究センターと協力体制が構築される。早い段階から協議することで、日本の優れたアイデアをグローバル開発に反映して進めることが可能になるという。
両者は、がん患者が待ち望む革新的な治療薬をいち早く医療現場へ届け、日本および世界の医療に貢献するとしている。
(画像は日本ベーリンガーインゲルハイムの公式ホームページより)

国立がん研究センターとオンコロジー領域の臨床開発推進を目指した包括的提携契約を締結 - 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
https://www.boehringer-ingelheim.jp/