ノーベルファーマが申請
ノーベルファーマ株式会社は、7月7日、「NPC-17(チタンブリッジ)」の医療機器製造販売承認申請を厚生労働省に対して行ったと発表した。
「NPC-17」は、転型痙攣性発声障害に対する甲状軟骨形成術2型治療に用いられる製品。申請は、6月30日付で行われている。
医療機器第1号に指定されていた
内転型痙攣性発声障害は、神経難病疾患である局所性ジストニアの一種。若年女性に多い原因不明の難治性疾患であり、根治治療は存在しなかった。
「NPC-17」を用いた甲状軟骨形成術2型治療は、内転型痙攣性発声障害に対する症状根治治療として、京都大学名誉教授・一色信彦氏が2001年に世界に先駆け開発した日本独自の医療技術。
同製品は、「画期性」「対象疾患の重要性」「対象疾患にかかわる極めて高い有用性」「世界に先駆けて日本で早期開発・申請する」という条件を満たしており、2016年2月には「先駆け審査指定制度」において厚生労働省より医療機器第1号に指定されていた。
患者にとって大きな福音となる
ノーベルファーマは、2003年の創立以来、会社使命に基づいてアンメットニーズ医薬品の開発を手がけている企業。2008年には最初の新医薬品認可を取得し、現在は13の新医薬品の認可を保有している。
同社は、「NPC-17」の早期実用化が、内転型痙攣性発声障害に苦しむ患者にとって大きな福音となるとしている。
(画像はノーベルファーマの公式ホームページより)

先駆け審査指定医療機器第1号品NPC-17(チタンブリッジ)医療機器製造販売承認申請のお知らせ - ノーベルファーマ株式会社
http://www.nobelpharma.co.jp/corp/news/pdf/20170707.pdf