再申請が受理
大日本住友製薬株式会社は7月3日、同社の米国子会社サノビオン・ファーマシューティカルズ・インク(以下、サノビオン社)が6月30日に、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の長期維持療法を対象としたSUN-101の新薬承認申請を米国食品医薬品局(FDA)に受理されたことを発表した。
SUN-101は、2017年5月26日にFDAから審査結果通知を受領しており、今回の受理は再申請していたものだ。
審査終了目標日は2017年12月15日の予定
SUN-101は、ネブライザーシステム「eFlow(R)」を使用して投与するグリコピロニウム臭化物を有効成分とした長時間作用性ムスカリン受容拮抗体(LAMA)の気管支拡張剤。
COPDは、予防、治療が可能な疾患で、その主な原因は喫煙と言われており、米国では年間約1,570万人もの患者が罹患、米国での死因の第3位だという。
SUN-101が承認されれば、米国で初となるネブライザーシステムを使用したLAMAとなる。
サノビオン社は、審査結果通知を受領の際に、追加臨床試験を求められていないとして、承認に向けてFDAと協議したいた。今回の再申請について、処方薬ユーザーフィー法に基づき、FDA審査終了目標日は2017年12月15日の予定だ。
(画像は大日本住友製薬株式会社HPより)

大日本住友製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.ds-pharma.co.jp/ir/news/pdf/ne20170703_1.pdf