7月にドイツ・ベルリンで開催されるISTH
シャイアー・ジャパン株式会社は、6月26日、本社であるシャイアー社が第26回国際血栓止血学会(ISTH)において様々な希少出血性疾患に関する研究発表を行うことを明らかにした。
この発表は、シャイアー社が6月23日に発表したプレスリリースを翻訳したもの。ISTHは、7月8日から13日にかけてドイツ・ベルリンにて開催される。
希少疾患や特殊疾患を専門とするシャイアー
血友病は、血液中の凝固因子が欠乏または不足するために、正常な状態よりも出血時間が長く続く慢性疾患。患者は、適切なケアと十分な治療を受けることで健康的な生活を送ることができるが、治療は困難であり、重篤な合併症であるインヒビターのリスクも持つ。
シャイアーは、希少疾患や特殊疾患を専門とする、グローバルなバイオテクノロジーのリーディング・カンパニー。血液・免疫・神経科・眼科・ライソゾーム病・遺伝性血管性浮腫などの領域において、革新的な医薬品の開発に努め、その製品は100ヶ国以上で提供されている。
遺伝子治療パイプラインの科学的知見を発表
シャイアーはISTHにおいて、遺伝子治療パイプラインに関する最新の科学的知見を11演題発表する。遺伝子治療の目標は、血友病において欠損する第8因子または第9因子を自然に産生できるようにすることであり、この治療により患者さんの病型が重症から軽症に、一部の患者では正常に変わる手助けができるかもしれないと、同社はしている。
また同社は、血友病A治療のための「SHP654」の開発についても、新たなデータを発表するとしている。
(画像はシャイアー・ジャパン株式会社の公式ホームページより)

国際血栓止血学会において血友病の標準治療を進歩させる新たなデータを発表 - シャイアー・ジャパン株式会社
https://www.shire.co.jp/newsroom/2017/june/spnkkf