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2025年05月10日(土)
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カイオム、がん治療用抗体のオプションライセンス契約についてADCT社より通知受領

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カイオム、がん治療用抗体のオプションライセンス契約についてADCT社より通知受領

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「LIV-1205」についてはオプション権を行使
株式会社カイオム・バイオサイエンスは、6月26日、スイスADC Therapeutics社(以下「ADCT社」)との間で締結したがん治療用抗体「LIV-1205」および「LIV-2008b」のオプションライセンス契約について、ADCT社より通知を受領したと発表した。

ADCT社は、「LIV-1205」についてはオプション権を行使し、「LIV-2008b」についてはオプション権を行使しない旨を、通知してきたという。

抗体
「LIV-1205」と「LIV-2008b」
「LIV-1205」は、肝臓がんを中心とする固形がんの細胞表面に発現している抗原「DLK-1」を標的として結合し、その作用によりがんの増殖活性を阻害する、ヒト化モノクローナル抗体。「DLK-1」 は、幹細胞や前駆細胞といった未熟な細胞の増殖・分化を制御すると考えられている。そのため、新しいがん治療の標的になりうる可能性が期待されている。

「LIV-2008b」は、多くの固形がんの細胞表面において発現している抗原「TROP-2」に結合し、その後に細胞内へ取り込まれるインターナリゼーション活性を有する抗体。抗体単独投与においても、がんの増殖活性を阻害する作用を持つ。「TROP-2」もまた、がん治療の標的として注目されている。

「LIV-2008b」についてはオプション権を行使しない
ADCT社は、スイスのローザンヌ地方に本社を置き、独自の抗体薬物複合体技術を活用して、固形がんおよび血液がんを対象としたがん治療薬を開発している企業。

カイオム・バイオサイエンスは今後、「LIV-1205」 については、抗体薬物複合体開発用途での全世界における独占的な開発・製造・販売権をADCT社に供与するとしている。「LIV-2008b」については、ADCT社とのオプションライセンス契約は終了するとしている。

(画像はカイオム・バイオサイエンスの公式ホームページより)


外部リンク

LIV-1205およびLIV-2008bのオプションライセンス契約についてのお知らせ - 株式会社カイオム・バイオサイエンス
http://contents.xj-storage.jp/


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