「ドルテグラビル」と「リルピビリン」
ヴィーブヘルスケア株式会社は、6月27日、HIV-1感染症の維持療法を適応とする「ドルテグラビル」と「リルピビリン」の配合剤による2剤レジメンを、欧州医薬品庁(EMA)および米国食品医薬品局(FDA)に承認申請すると発表した。
この発表は、英国ヴィーブヘルスケア社が56月1日に発表したプレスリリースを翻訳したもの。
「ウイルス抑制効果を維持できる」
今回の承認申請は、SWORD試験の結果に基づくもの。同試験は、過去に3剤または4剤の抗レトロウイルス治療薬レジメンでウイルス抑制を達成した、1000人超のHIV-1感染症患者を対象として実施されている。
同試験では、それまでのインテグラーゼ阻害薬などによる治療から、「ドルテグラビル」と「リルピビリン」の併用療法への変更における有効性・安全性・忍容性を評価。2剤レジメンは、「ウイルス抑制効果を維持できる」というヴィーブヘルスケアの考えを裏付ける結果を示した。
HIV感染症の治療を変える第一歩
ヴィーブヘルスケアは、「ドルテグラビル」と「リルピビリン」の2剤レジメンの新薬承認申請(NDA)とともに、先頃入手した優先審査書類もFDAへ提出。承認予定日は、FDAによる申請の受領より6カ月後の予定となっている。
ヴィーブヘルスケアはこれらの承認申請が、HIV感染症の治療を変える第一歩となる可能性があると、自負している。
(画像はヴィーブヘルスケアの公式ホームページより)

2剤による初のHIVの維持療法レジメンに関して規制当局へ承認申請を提出 - ヴィーブヘルスケア株式会社
http://glaxosmithkline.co.jp/