配合剤「カナリア配合錠」、2型糖尿病の効能で製造販売承認を取得

田辺三菱製薬株式会社と第一三共株式会社は、7月3日、2型糖尿病治療剤「カナリア配合錠」についての製造販売承認を田辺三菱製薬が取得したと発表した。

同剤は、選択的DPP-4阻害剤「テネリア錠」とSGLT2阻害剤「カナグル錠」の配合剤。今回の承認は、2型糖尿病を効能・効果とするもの。

「カナリア配合錠」は、「テネリア錠」と「カナグル錠」の成分を含有することで、両剤の作用を併せ持つ。DPP-4阻害剤による血糖値に応じたインスリン分泌促進作用と、SGLT2阻害剤による尿糖排泄促進作用で、血糖降下を行う。

「テネリア錠」または「カナグル錠」での単剤治療では効果が不十分である2型糖尿病患者にとって、「カナリア配合錠」は、その使用により血糖コントロールの改善が期待できるという。また、「テネリア錠」と「カナグル錠」の併用治療により血糖コントロールが安定している2型糖尿病患者にとっても、服薬アドヒアランスの向上で貢献するとしている。

現在、「テネリア錠」は第一三共が、「カナグル錠」は田辺三菱製薬が、それぞれ販売を行っている。「カナリア配合錠」については、販売は第一三共が、医療機関への情報提供活動については田辺三菱製薬と第一三共が共同で、それぞれ実施するという。

両社は今後も、糖尿病治療薬市場における3剤の価値最大化を図り、患者の治療に貢献するとしている。

（画像は第一三共の公式ホームページより）




2型糖尿病治療剤｢カナリア配合錠｣の国内製造販売承認取得 - 第一三共株式会社
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