「関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制」で効能・効果追加
第一三共株式会社(以下、第一三共)は7月3日、日本で販売している「プラリア(R)皮下注60mgシリンジ」について、「関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制」の効能・効果追加に係る承認事項の一部変更承認を取得したと発表した。
「プラリア(R)皮下注60mgシリンジ」は、米国Amgen Inc.が創製した デノスマブについて、第一三共が2007年に日本国内での開発・販売権を取得、2013年6月に「プラリア(R)皮下注60mgシリンジ」の製品名で、骨粗鬆症治療剤として発売を開始したもの。
6か月に1回皮下投与、なお進行の場合は3か月に1回皮下投与
関節リウマチについては、2016年9月に承認申請を行い、今回「関節リウマチに伴う骨びらんの進行抑制」の効能・効果追加で承認取得。
追加承認された用法・用量は、通常、成人にはデノスマブ(遺伝子組み換え)として60mgを6か月に1回皮下投与。ただし、6か月に1回の投与で、なお骨びらんの進行が認められる場合には、3か月に1回皮下投与が可能とされた。
デノスマブは、破骨細胞の形成、機能及び生存に必須のタンパク質であるRANKリガンドを阻害する、世界初の抗体製剤(ヒト型モノクローナル抗体)であり、骨吸収を抑える作用を有する。
なお同剤は、乳がん術後補助療法についてグローバル第3相臨床試験を推進している。
(画像は第一三共株式会社 ホームページより)

第一三共株式会社 ニュースリリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/news/detail/006660.html