ジーエヌアイグループ、中国子会社が臨床試験用医薬品の供給で独Inceptua社と提携

株式会社ジーエヌアイグループは、7月4日、同社の連結子会社である上海ジェノミクス有限公司が、独Inceptua社とコンサルティング契約を締結したと発表した。

この契約は、中国における比較対照薬などの臨床試験用医薬品の供給および製造に関する事業開発を目的とするもの。

中国国家食品薬品監督管理総局は2016年、中国医薬品市場において9割以上のシェアを誇るジェネリック医薬品について、監督を強化する政策を施行。この政策により、これまで承認されたジェネリック医薬品の大半は、2018年末までに一致性評価試験を完了することが義務付けられた。比較対照薬は、このような臨床試験に使用される重要な試薬。

上海ジェノミクスは、2001年より中国内外の学術研究機関や製薬会社に試薬の販売を行っている企業。Inceptua社は、ルクセンブルグに本店を置くMultipharma社の一部門。Multipharma社は、臨床試験に必要な医薬品および医療関連製品の供給もしくは調達を、全世界で行っている。

上海ジェノミクスは今後、Inceptua社と提携すると共に、やはりジーエヌアイグループの連結子会社である北京コンチネント薬業有限公司とも協力する。北京コンチネント薬業有限公司は、10以上のジェネリック医薬品を保有している。

ジーエヌアイグループは今後も、中国における新たな収益機会を追求していくという。

（画像はジーエヌアイグループの公式ホームページより）




連結子会社上海ジェノミクス有限公司とInceptuaによる提携のお知らせ - 株式会社ジーエヌアイグループ
http://www.gnipharma.com/