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2025年05月10日(土)
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がん転移に関わる上皮間葉転換を制御するマイクロRNAの機能解明

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がん転移に関わる上皮間葉転換を制御するマイクロRNAの機能解明

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新規がん治療戦略へ期待が持てる成果
東京医科歯科大学・村松智輝助教らの研究グループは、6月22日、がん転移に深く関わる上皮間葉転換を制御するマイクロRNAの機能を解明したと発表した。

この成果は、マイクロRNAと抗がん剤併用による新規がん治療戦略へ期待が持てるものだという。同研究グループは、東京医科歯科大・村松助教と稲澤譲治教授、京都府立医科大学大学院・平本秀一大学院生と大辻英吾教授、山梨大学医学部・市川大輔教授らによって構成されている。

がん転移
EMT抑制性のmiRNAを同定すべく、解析
がんの転移は、複雑かつ多段階のステップによって成立することが明らかになっているが、未だ不明な点も多い。その分子機構の解明は、がん治療薬開発における喫緊の課題となっている。

がん転移のステップの一部としては、上皮間葉転換(EMT)が知られる。EMTは、上皮系の細胞が間葉系形質を獲得する現象。間葉系形質を獲得したがん細胞は、移動・浸潤能が亢進し、がん転移を起こしやすいと考えられている。

今回の研究では、独自に開発されたEMT可視化システムとマイクロ RNA(miRNA)ライブラリーを組み合わせた大規模EMT関連miRNAスクリーニングを活用。EMT抑制性のmiRNAを同定すべく、解析が行われた。

抗がん剤の効果を予測することができる可能性
同研究グループは解析の結果、EMT抑制性miRNAである「miR-509-5p」と「miR-1243」を同定した。

「miR-509-5p」と「miR-1243」は、がん組織中での発現を調べることにより、予後のバイオマーカーとしてのみならず、抗がん剤の効果を予測することができる可能性があると、同研究グループはしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

がん転移に深くかかわる上皮間葉転換を制御するマイクロRNAの機能を解明 - 東京医科歯科大学
http://www.tmd.ac.jp/archive-tmdu/kouhou/20170623_1.pdf


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