B型肝炎検査の効率化に貢献
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は、6月27日、HBs抗原量を測定する試薬「エクルーシス試薬 HBsAgⅡ quantⅡ」を発売する。
HBs抗原量は、B型肝炎ウイルス感染者の治療判断や経過観察において測定されるもの。同製品は、広範な測定範囲でB型肝炎の検査の効率化に貢献するものになるという。
50μLという微量検体を18分で測定
B型肝炎ウイルスの感染者においては、治療の長期目標が「HBs抗原の消失」と設定される。また、治療の開始時期や治療方法の判断、さらには治療中および治療後の経過観察時においても、HBs抗原の測定が行われている。
今回発売される「エクルーシス試薬 HBsAgⅡ quantⅡ」は、HBs抗原定量検査に用いられる製品であり、抗原量の高い領域にフォーカスした試薬となっている。同製品は、電気化学発光免疫測定法(ECLIA法)を測定原理とするロシュ・ダイアグノスティックスの自動分析装置を用いることで、50μLという微量検体を18分で測定。検査結果の報告時間を短縮し、検査の効率化を実現するとしている。
B型肝炎の全ステージをカバーする検査試薬を販売
ロシュ・ダイアグノスティックスはB型肝炎について、予防・診断・リスク評価・治療中および治療終了後のモニタリング・経過観察と、全てのステージをカバーする検査試薬を販売している。「エクルーシス試薬 HBsAgⅡ quantⅡ」の発売により、同社はこのラインアップをさらに強化。B型肝炎ウイルス感染者の診断と治療に、今後も貢献していくという。
「エクルーシス試薬 HBsAgⅡ quantⅡ」の希望販売価格は、100テスト用で税抜き20000円。
(画像はプレスリリースより)

「エクルーシス試薬 HBsAgⅡ quantⅡ」発売のお知らせ - ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
http://www.roche-diagnostics.jp/news/17/06/21.html