第14回国際悪性リンパ腫学会議で発表
ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は2017年6月16日、ブレンツキシマブベドチン(BV)による治療歴の有無にかかわらず、自家造血幹細胞移植(ASCT)後に再発または進行した古典的ホジキンリンパ腫(cHL)の成人患者において、オプジーボ(一般名:ニボルマブ)が奏効を示した追跡調査のデータを発表した。
独立放射線評価委員会が各コホートの奏効率および奏効期間について、進行中の複数コホート臨床試験であるCheckMate-205試験で評価し、BV未治療群の奏効率は、中央値19カ月の追跡調査において65%となり、患者の29%で完全奏効(CR)が認められた。
また、奏効期間の中央値は20カ月であり、無増悪生存期間(PFS)の中央値は18.3カ月(95%信頼区間:11.1-22.4)という結果となった。
古典的ホジキンリンパ腫(cHL)は全症例の95%を占める
ホジキン病とも呼ばれるホジキンリンパ腫(HL)は、体の免疫系の一部であるリンパ球と呼ばれる白血球に発現するがんであり、全世界において、毎年約66,000人が新たにHLと診断され、25,500人がHLで亡くなっていると推定されている。
この疾患では、多くが成人早期(20歳~40歳)および成人後期(55歳以上)で診断され、古典的ホジキンリンパ腫(cHL)はHLの中で最も一般的で、全症例の95%を占めている。
米国においては、ステージ3のcHLと診断された患者の推定5年生存率は80%、ステージ4は約65%であり、再発または現在承認されている治療法に不応となった患者において、大きなアンメット・メディカル・ニーズが残されている。
(画像はブリストル・マイヤーズ スクイブ社のサイトより)

ブリストル・マイヤーズ スクイブ社ニュースリリース
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